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第77号 肝硬変の腹水には、ヒキガエル。

カエルを使った治療法には、面白い(可哀想な?)使用法がありますが。

今日紹介するのも、その一つです。

「中国民間霊験方求真伝」張俊庭先生、張俊明先生 主編。

人民軍医出版社1996年 より、

処方:大蟾蜍(内蔵を取り去る)50~100g、西砂仁50g、甘遂9g

用法:砂仁(シャジン)を蟾蜍(センジョ:ヒキガエルのことで、いくつかの種を含む)の腹に詰め込み、腹を縫い合わせる。

    衛生紙(?:衛生紙は、トイレットペーパーのことですが)で包み、泥で包み固める。

    弱火で、蟾蜍(センジョ)の肉や骨がカラカラになるまで加熱する。

    それを甘遂(カンズイ)と一緒に、研いで粉にする。

    朝夕各1回、空腹時にお湯で服用する。

適応症:肝硬変による腹水。

治療成績:肝硬変による腹水の10例の患者に投与した。

       すべて腹水が消えた。有効率は100%であった。

注意:蟾蜍には、毒性があるので、注意して正しく使用しなければならない。

出典:湖北省通山県*泥医院。楽昌凱先生。

こんな感じで、カエルの腹に、何かを入れたり、生きているカエルの口に無理やり何かを詰め込んだりするという、奇妙な使用方が、よくあります。
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第76号 昆虫薬を含む製剤 

昆虫を含むスタンダードな製剤

現代の中国でも、昆虫薬を成分とした、製剤が販売されています。

ある程度、スタンダードな薬を収録した「中華人民共和国薬典」には、昆虫を成分とした製剤が、31種 記載されています。

「中華人民共和国薬典」は、日本の「日本薬局方」に相当します。

「薬局方(やっきょくほう)」とは、最も標準的な薬に関する品質規格書です。

医薬品や生薬が収載されている他、試験法や純度の基準、剤形などが記されています。

公的機関が定める公定書として法規制の下におかれています。

世界中の国家で、それぞれの「薬局方」が、定められています。

薬剤師の国家試験には、「薬局方」にある薬について、多く出題されます。

それで、私も、学生時代、ずいぶん昔になりますが、分厚い「日本薬局方」を、勉強させられました。

「中華人民共和国薬典」に、取り上げられていると言うことは、

繰り返しますが、スタンダードな薬だということです。



以下に、紹介します。

1.十香返生丸(僵蚕)

2.七珍丸(僵蚕)

3.大黄しゃ虫丸(虻虫、しゃ虫、セイソウ)

4.小児百寿丸(僵蚕)

5.小児至宝丸(僵蚕)

6.小児驚風散(僵蚕)

7.止痛紫金丸(しゃ虫)

8.化征回生片(虻虫)

9.牛黄抱竜片(僵蚕)

10.九黄鎮驚丸(僵蚕)

11.烏鶏白鳳丸(桑ヒョウ蛸)

12.馮了性風湿跌打薬洒(蚕砂)

13.再造丸(僵蚕)

14.鼈甲煎丸(しゃ虫、キョウロウ、露蜂房)

15.陽和解凝膏(僵蚕)

16.医癇丸(僵蚕)

17.阿魏化痞膏(キョウロウ)

18.抜雲退医丸(蝉蛻)

19.胡蜂洒(胡蜂)

20.活血止痛散(シャ虫)

21.跌打丸(シャ虫)

22.鵞掌瘋薬水(蝉鋭、ハンミョウ) 

23.舒筋活絡洒(蚕砂)

24.少林風湿跌打丸(しゃ虫)

25.中風回春片(しゃ虫。僵蚕)

26.平肝舒絡丸(僵蚕)

27.紅薬貼膏(しゃ虫)

28.抱竜丸(僵蚕)

29.利咽解毒顆粒(僵蚕)

30. 消根片(蝉蛻)

31.黄耆響丸(蝉蛻)



蝉蛻(センゼイ:せみの抜け殻。日本では蝉退センタイ、蝉脱センダツということが多い。)

虻虫(ボウチュウ:フタスジアブ)、

蚕砂(サンシャ:蚕の糞)

シャ虫(シャは、庶+虫)(シャチュウ:サツマゴキブリなど)

僵蚕(キョウサン:蚕の幼虫が、白僵菌ビャッキョウキンに感染して死んだもの)

キョウロウ(キョウは、虫+羌。ロウは、虫+郎)   

    (キョウロウ:フンコロガシの類、センチコガネなど、多種の甲虫の幼虫。 

    カブトムシの幼虫もキョウロウの一つ。キョウロウの訓には、くそむしとある。)

斑ミョウ(ハンミョウ:毒性が強い。マメハンミョウなど。)

桑ヒョウ蛸(ソウヒョウショウ:カマキリの卵、卵のう)

露蜂房(ろほうぼう:スズメバチの巣)

胡蜂(コホウ:スズメバチ)

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第75号 ハエトリグモの薬効

打撲には、「ハエトリグモ」

「ハエトリグモ」は、生薬名を「蝿虎(ヨウコ)」といいます。
なかなかピッタリした、よい名ではないかとおもいます。
別名を、「蝿豹(ヨウヒョウ)」「蝿狐(ヨウコ)」などともいいます。
ハエトリグモについては、古い本草書には、記載されていません。
「虫類本草」には、「本草綱目拾遺」に初出とありますので、
「本草綱目拾遺」(清、趙学敏、1765年)から、引用します。

なお、「虫類本草」には、学名
Menemerus confusus Bos と、あります。
和名、シラヒゲハエトリ。
  
「本草綱目拾遺」より、
「古今注」:蝿虎(ヨウコ)は、形はクモに似て、灰白色をしており、よく蝿を捕らえる。
       別名を蝿虎子(ヨウコシ)という。
「潜カク(石+角)居類書」:別名を蝿豹(ヨウヒョウ)、体は黒く、口には二つの爪があり、
               蝿を捕らえて食べる。
               両目は虎に似て、ランランと光を放っている。

考察すると

蝿虎(ヨウコ:ハエトリグモ)もクモの類いであって、腹にも糸がある。
しかし、網の巣は作らない。
ただ壁にいて、蝿を捕らえてたべる。
その体は灰褐色で、身体には短い毛がある。
嘴(クチ)には、二つの鋭い刃がある。
しきりに動き、跳ぶこと虎のようである。
また、純白色のもあり、両目は朱色で、大変可愛い。
子供たちは、捕まえて器に入れ、蝿を捕まえて餌にしている。
跳んで捕まえるのを視て、遊んでいる。
この物が、薬になっているのを見たことがない。
それ故、李時珍の「本草綱目」には、記載されていない。
しかし、最近の徐順之先生の「験方」には、こんな風に記載されている。
その性質は、しきりに動き、静かではない。
血脈を通じ、跌打を治す。
跌打損傷(テツダソンショウ:打撲によるケガ)を治す:蝿虎(ヨウコ:はえとりぐも)数匹をすりつぶして、酒で服用する。


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第74号セミの抜け殻は、翼状片の特効薬

「翼状片」という病名を、聞いたことがありますか?

翼状片は、目のふちの結膜の一部が、異常に増えて、
  次第に角膜を覆うという、病気です。
増殖した組織が三角形で、ツバサに似ているので、
  「翼状片」というようです。
以前、私の店の、お客さんで、
  目の縁から幕みたいなものが、出てくる病気になった、
  といっている方がいました。
その時は、翼状片についての知識がありませんでしたので、奇妙な病気があるもんだ、と思いました。

最近、「中国民間霊験方求真伝」を見ていて、この翼状片について、思い出しました。

翼状片は、一般的に、進行はゆるやかで、
  数カ月あるいは数年かかって初めて、角膜を侵し、
  はなはだしい場合は、瞳孔をおおい、資力に影響してきます。
通常、鼻側から、伸び始めます。
治療をする薬がなく、悪くなったら、手術をするしか、治療法がありません。

これが、セミの抜け殻で、100%治るというのですから、不思議なことです。
セミの抜け殻の生薬名は、「蝉蛻(センゼイ)」または、「蝉退(センタイ)」といいます。

「中国民間霊験方求真伝」(人民軍医出版社。1996年。張俊庭先生、張俊明先生主編)には、
このように記載されています。

処方:蝉蛻(センゼイ:セミの抜け殻)25g
用法:セミの抜け殻を、保温したカップに入れ、熱湯をそそぎ、10分間おく。お茶として、何度も服用する。

先祖伝来の処方で、1000例近い症例で、治癒率は100%であった。
出典:遼寧省庄河市中医院何改賢先生、遼寧省庄河市康復衛生院姜雲亭先生

もし、この情報が正しければ、実は大変なことなのですが。
セミの抜け殻は、全く無毒ですから、試して見る価値があるでしょう。
実行する人は、多分いないでしょうが。

飲み方と言ったって、セミの抜け殻のお茶と言った、感じでしょう。お茶がわりにすればいいんですから。簡単なんですから。

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第73号 ハエの薬用効果

ハエの幼虫であるウジには、薬効があることは、古くから知られています。
生薬名は、五穀虫(ゴコクチュウ)です。
現在は、養殖までされているくらいポピュラーです。
また、多くの本草書に、ウジ(五穀虫)はあっても、ハエはほとんどありません。
ハエの成虫の薬効についての記述は、少ないのです。
なにか、ハエの薬効について書かれたものは無いのかと、思っていました。
「本草綱目拾遺(ホゾウコウモクシュウイ)」に、こんな面白いことが、
「飯蒼蝿(ハンソウヨウ)」という名で、記載されています。


「本草綱目拾遺」(清、趙学敏)より、
謝天士は、多くの虫は薬用になるが、ただ「飯蒼蝿」だけは、役に立たない。
それで、「本草」には、収載されていないのだ、と述べている。
私は、10年間、「飯蒼蝿」について、考えていたのだが、薬効を見いだせなかった。
嘉慶(カケイ)の庚申(コウシン)の年(清の嘉慶5年:1800年)に、
たまたま東江で、柴又升先生と話をした。
先生の話。
昔、台州にいたときに面疔を患った。
始めはしびれて、猛烈に痒くなり、我慢できないほどであった。
山の中で薬もなかった。
ある人に、こんなことを教わった。
飯蝿七匹と、冰片(ヒョウヘン)1、2厘を、一緒に混ぜて潰した。
それを、患部に敷いた。
すると、黄色くならなくなった。
(化膿すると黄色くなりますが、そうならなかった、ということでしょう。)
はたして、言われた通りに、痒みが止まった。
次の日には少し良くなった。
十日程で、治ってしまった。

さて、「飯蒼蝿ファンツァンイン」が、何をさすかというと、
他の情報が無いので、正確にはわかりません。
「蒼蝿ツァンイン」は、ハエのことです。
「飯蒼蝿」を直訳すれば、メシバエです。
食べ物にたかる、普通のハエであろうということ推定されます。
まあ、そこらへんの、普通のハエの一種、あるいは、全てということでしょう。


さて、「本草綱目」には、蝿(成虫)の薬用については、ほんの少しだけ、記述されています。
「蝿」
サカサマツゲには、12月に蝿を乾燥してから粉にして、何度も臭いを嗅がせると、すぐに治る。
蝿の薬用は、昔の処方には見当たらない。

まあ、あまり科学的でない内容ですね。

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プロフィール

鈴木 覚

Author:鈴木 覚
埼玉県で薬局を開局しています。
漢方の勉強と趣味を兼ねて資料を集めている内、虫類にも面白い薬効があることに気がつきましたので2006年からブログをはじめ、今までご紹介してきました。
是非多くの方々に虫類の薬効を広く知っていただければ幸いです。
初めての方は【第1号】はじめに をご覧ください。

ご質問ありましたらtwitterにて。
ただし、虫に関する話題に限ります。



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