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【昭和薬局】薬剤師  鈴木 覚
〒351-0035 埼玉県朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106
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第210号 少林寺拳法とゴキブリ薬  その3

「少林寺存下班中跌打婦科万応良方」より
(六)挂榜穴(?)これは大穴(ツボとしてのアナ)であるが、
そこを打たれて傷を受け、全身が麻痺し、寒気がしたり熱がでたりし、
腸内に血がたまって塊りとなり、四肢に力ない時は、以下の薬を服用する。
  大黄八分、紅花一銭、蘇木一銭、木香六分、沢蘭一銭、桃仁七粒、当帰一銭半、
陳皮八分、土別一銭、桑寄生一銭、木通一銭
  生姜を引として,酒で服用する。
(注:土別がシャ虫、サツマゴキブリの仲間)

  また以下のを服用する。
  生地一銭半、砂仁一銭二 黄耆一銭、赤芍一銭、紅花一銭、肉桂九分、
白芍一銭、雲苓一銭半、乳香一銭半(去油)、白芍薬一銭 
没薬一銭(去油)、甘草一銭、巡骨風半銭、砂仁一銭、甘草一銭
  元肉五分を引として用いる。
(甘草が、2回出てくるが、原文のままとしました。)

(七)左右の凧尾(? 会陰らしいが、左右にはない)、
   これは大穴(ツボとしてのアナ)であるが、そこを打たれて傷を受け、
   血気が行かず,腰眼?が痛み、また黄色く腫れて、
   たとえば、肉が断たれて血がたまって古血となり、
   大便が通ぜず、身体がきかないような場合には、
   以下の薬を内服し、外用して患部に敷く。
   合歓皮一銭五分、桑寄生一銭、加皮一銭、紅花一銭、木香五分、
   甘草一銭、干葛八分、半夏一銭、虎骨一銭五分、玉桂六分、
   木通八分、升麻四分、土鼈三匹、山甲一銭、乳香一銭(去油)、
   没薬一銭(去油)、故紙一銭、五竜草一把
   葱を引とし,酒を温めて服用する。
  
   外用敷方:
   乳香、没薬、紅曲、土鼈、五竜草、麻根、姜葱
  
   別な内服の処方:
   秦きゅう一銭、土鼈一銭半、紅花一銭、麻骨一銭二分、
   続断一銭、玉桂八分、生地黄一銭、加皮一銭、甘草一銭
   童便を引として,酒で服用する。
  (注:土鼈=ドベツ=がシャ虫、サツマゴキブリの仲間。
     虎骨=ココツ=は、本当に、虎=タイガー=の骨で、
     強筋健骨、痛みなどの特効薬とされている。)

(八)跌打受傷双燕人洞下為仙人奪印穴(意味がわからないので原文のまま)、
   呼吸が傷ついて痛む場合には、以下の薬を服用する。
   青皮一銭、鼈甲一銭半、柴胡一銭、紅花一銭、蘇木一銭、没薬一銭(去油)、
   乳香一銭(去油)、土鼈一銭、陳皮一銭、半夏八分、檳榔八分、
   当帰一銭、生地黄一銭
      童便、藕節を引として用い,酒で煎じて服用する。

  また、以下のを服用する。
  孩骨七厘散を、重症の場合は四服,軽症の場合は二服すれば、たちまちに治癒する。
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第209号 少林寺拳法とゴキブリ薬  その2

「少林寺存下班中跌打婦科万応良方」より、紹介します。

処方の生薬の後ろに,何々~銭とありますが、これは重さの単位です
。時代、場所によって違いがあります。
現在は、1銭は3.125g、1分(ブ)は0.3125gとなっています。
一般的には、1銭は約3g、1分は0.3gとすれば、いいでしょう。

「秘伝傷科方書」中国中医薬出版社1997年
「少林寺存下班中跌打婦科万応良方」 馮潤田(清時代の晩期の人)
  
原文:馮潤田先生
点校:湯耿民先生

(一)通身薬水方
 牡丹皮一銭五分、羌活一銭、生地黄一銭二分、土別七分、血竭一銭、
石菖蒲一銭、茜草一銭半、当帰一銭二分、田七一銭、自然銅一銭、
木香一銭半、赤芍薬一銭、青皮五分、乳香五分、没薬五分、茯苓一銭
  焼酒で熱いうちに服用する。
 (注:土別がシャ虫、サツマゴキブリの仲間)

(三)太陽太陰の2穴に打たれて傷つき、めまいがして地に倒れ、
目より出血している場合には、以下の薬を服用する。
  七厘散:
  竜骨一銭、辰砂一銭、三七一銭、琥珀一銭、血竭一銭、人中白一銭、 
  沈香一銭、乳香一銭半(去油)、自然銅一銭、没薬一銭半(油を去る)、
  山羊血一銭(もしなかったら土鼈二銭にかえる)
  一緒に粉にして、酒で一銭を服用する。  
  又、八宝散点(?)を用いる。
 (注:人中白ジンチュウハクは、人尿の成分。中国の処方には、時々出てきます。
  これについて書くと面白いのですが、本題でないので、ここまで。)

  珍珠一銭(用豆腐者)、滑石一銭、甘石一銭、薄荷水煮(后用火椴)、
  丹砂八分、乳香一銭
  一緒に細かい粉にし、何回か篩にかける。
  それを患部に付ければ、ただちに治癒する。
  (珍珠は、真珠パールのこと。真珠も薬になります。)


(四)股骨の上に打撲の傷、または拳での傷、棍棒での斬られるような傷、
   をうけた場合、以下の薬を服用し、患部に敷く。
   木香六分、霊砂一銭、 茯神一銭二分、花粉一銭、自然銅一銭、
   川烏一銭、脚樟一銭、独活一銭、甘草一銭、牽牛子一銭、
   牡丹皮一銭、竜骨一銭(火椴)、乳香一銭(去油)、
   乳香一銭(去油)、紅花一銭
   一緒に粉にして、酒で服用する。
 敷薬方:
   桂子一銭六分、花椒一銭 葱地蚯蚓五銭、土鼈五銭、麝香二分、酒薬七分
   一緒にすりつぶし、酒と胡麻油と混ぜ、患部に敷く。
  (注:土鼈ドベツがシャ虫、サツマゴキブリの仲間。
             蚯蚓キュウインは、ミミズ。)


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第208号 少林寺拳法とゴキブリ薬

戦いのケガには、ゴキブリ!

少林寺拳法といえば、激しい戦い→ケガ といった、連想がわくでしょう。
少林寺の拳法が強いのなら、その治療法があったら、ケガにすばらしい効果があるに違いないと思いませんか?

そんなことから、少林寺の名をつけた、傷の治療の医学書が、いくつもあるようです。
著者は少林寺に関係があったり、なかったりです。

その内の一つに、「少林寺存下班中跌打婦科万応良方 (馮潤田)」というのがあります。

「秘伝外科方書」湯耿民先生編、点校、中国中医薬出版社、1997年、という、書物には、外科の8冊(1部は外科部分のみ)が、収載されています。
うち2冊に「少林寺」の名前が入っています。
うち1冊が、この「少林寺存下班中跌打婦科万応良方(馮潤田著)」で、
もう1冊は、「少林寺真伝跌打刀傷薬本」という書名です。
どちらも、印刷されたものではなく、手書き本です。
よく言えば、ほとんど、流布しなかった秘伝。
悪く言えば、全く誰にも省みられなかった方書ということです。

面白いことに、「少林寺存下班中跌打婦科万応良方」の処方には、ゴキブリ(しゃちゅう、土鼈)が、多用されています。
この、「少林寺存下班中跌打婦科万応良方」の著者は、少林寺に属していた人のようです。

全部で約66処方、うち11処方にゴキブリ(しゃちゅう、土鼈)が、利用されています。

ゴキブリと書きましたが、正確には「しゃ虫」という、サツマゴキブリの仲間です。
数種類が薬としてもちいられています。
普通見かけるゴキブリとの違いは、羽根がないか、あっても退化して小さいことです。
つまり、飛べないことです。
最近、世界最大のゴキブリであるマダガスカルゴキブリが、ペットショップで売られています。
あれにも、羽根がありません。
また、しゃ虫は、一般的には、雌しか薬として用いません。

この「少林寺存下班中跌打婦科万応良方 」の処方には、
  「しゃ虫」は「土鼈(どべつ)」という名称で出てきます。
土鼈(ドベツ)は、しゃ虫の別名の一つです。
鼈(ベツ)はベッコウの別です。
しゃ虫(サツマゴキブリ類)を見ると、
  背中が、ベッコウ、つまり亀の甲羅、に似ているからでしょう。
生薬の名称には、多くの別名が有り、非常に混乱しています。
しゃ虫にも、別名が多く、
  ベッコウ(鼈甲)にちなんだものには、地別虫(地鼈虫)、地別(地鼈)、土別虫(土鼈虫)などがあります。
「しゃ虫」には、古来から、打撲損傷の痛み、骨折を治すなどの効果があるとされています。
それで、多くの傷の処方に使われているのでしょう。

ケガには、ゴキブリですね!

次回から、処方を紹介します。


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第207号 九竜虫  「本草綱目拾遺」より  その3

◎腰痛:破故紙二銭を、雄の豚の腰肉一対を竹刀で剖開し皮を取り去って内に入れ、
    酒でよく蒸して、桔梗二銭を加えて粉にし、
    洋虫七匹をつきつぶして酒に混ぜて服用する。
    神のような効き目がある。
◎痢疾:白痢には紅糖を用い、
    紅痢には白糖を用い、洋虫を陳酒に混ぜて服用する。
◎水ようの下痢の止まらないもの:
    猪苓、白朮各一銭を陳酒で煎じ、七匹を混ぜて服用する。
    油っこいもの、魚等の物を食べてはいけない。       
◎偏正頭風:
    川きゅう、防風、荊芥、蝉退各一銭、細辛八分を陳洒で煎じ、
    洋虫(九龍虫)七匹を混ぜて服用する。
    生、冷、葱、韮等のものを食べてはいけない。
◎骨節酸痛、胃寒等の症:
    川きゅう、白朮各八分を酒で煎じ、洋虫七匹を混ぜて服用する。
    三回で治癒する。
◎吐血が止まらず、喘息し、乾燥熱する等の症状:
    古墨を濃くすり、貝母三分を研いで粉にし、洋虫七匹を陳酒に混ぜて服用する。
    七回で癒える。
◎小便不通:燈心、車前各七根、洋虫七匹を陳酒に混ぜて服用する。
◎飽悶してカタマリとなり、肚腹腫脹するもの:
    七匹を洒に混ぜて服用する。三回。
◎翻胃隔食:生姜七片を布袋内に入れて、糞坑に入れて七日間浸し、
      取出して清水で洗浄し、土中に埋めて一層は生姜、
      一層は土にして七日経つて取出し、
      陰陽瓦で焙って乾して研いで粉にし、一回に一分ずつを、
      洋虫七匹を酒に混ぜて服用する。
      三回で癒える。
◎吐血:蓮根の節、茅草根を洗浄して酒で煎じ、人乳、酒等量を用い、
    それに洋虫七匹に混ぜて服用する。
    三回服用すれば癒える。
◎筋骨疼痛:核桃肉三銭に、洋虫七匹を陳酒に混ぜて服用する。
◎労嗽:牛骨髄三銭、核桃肉三銭を一緒に粉にし、それに洋虫七匹を加えて、
    再び搗いて三銭の丸剤にし、毎日五更に一丸を飲む。
    九日にして効果が現れる。
◎痿症:蛇床子三銭を煎じた湯に、洋虫九匹を混ぜて服用する。
    三服にして癒える。
    長く服用すれば、寿命を延ばし、子種ができる。
◎経水不調:香附、陳皮、益母草、当帰、元胡索各八分を水で煎じて酒を加えて、
      それに洋虫七匹を混ぜて服用すれば癒える。
      長年患っているものは数回連用する。
      その効果は神のようである。        
◎産後の崩症:香附、白芍、益母草、当帰、陳皮、茯苓、白果、蘇木各八分に、
       洋虫七匹を酒に混ぜて服用する。三回で癒える。


「薬性考」洋虫の色は黒く、形はナンキンムシのようである。
生きているのを数匹呑むと、止血し、疲労を取り去る。

九龍虫(キュウリュウチュウゴミムシダマシ)の糞は、蚕砂(サンシャ:カイコの糞)のようである。
「金御乗」には、こうある。
研いで粉にして刃物の傷に敷けば、たちどころに傷がふさがり、血が止まる。
最も効果がある。


今回で、「本草綱目拾遺」における、
九龍虫(キュウリュウチュウゴミムシダマシ)の薬用効果は、終わりです。



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プロフィール

鈴木 覚

Author:鈴木 覚
埼玉県で薬局を開局しています。
漢方の勉強と趣味を兼ねて資料を集めている内、虫類にも面白い薬効があることに気がつきましたので2006年からブログをはじめ、今までご紹介してきました。
是非多くの方々に虫類の薬効を広く知っていただければ幸いです。
初めての方は【第1号】はじめに をご覧ください。

ご質問ありましたらtwitterにて。
ただし、虫に関する話題に限ります。



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