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第218号 男性病に対する、虫類薬  その2

「疑難病実用方薬」張秀成先生編著。北京科学技術出版社2000年10月 より

◎陰萎(インイ:インポのこと)

処方:ゴウカイ(頭、足と鱗を除去する)1対、蜈蚣(頭と足は残しておく。)(ゴコウ:ムカデのこと)、
露蜂房(ロホウボウ:蜂の巣)各18g、当帰60g、白芍薬、甘草各45g、制馬銭子10g
用法:上記の薬を研いで粉にし、40に分包する。1日に2回服用する。
朝起きた時には、仙霊脾25gを煎じた液で服用する。
寝る前には、黄酒にいれて服用する。
勃起機能が正常に回復していない時には、房事を禁止する。
10日を1治療行程とする。
効果:300例のうち、服薬1~10日で168例が治癒した。
11~20日で69例が治癒した。
21日以上で治癒したのは22例、合計259例(86.3%)が治癒した。
有効は18例(6%)、無効が23例(7.7%)であった。
出典:河北中医 1989:6

注:ゴウカイ(虫+合、虫+介)は、オオイモリとも言い、
中国南部から、東南アジアに生息する大型のイモリです。
これは、本当に効くと、ほぼ、断言できます。
ですから、ゴウカイは、しばしば用いられています。


303、
処方:ゴウカイ1対、葱の種、韮の種各60g
用法:上記の薬を炙って乾燥させ、研いで粉にする。
それを、10~12に分包する。
事の2時間前に、黄酒で1~2包を服用する。
効果:22例のうち、9例が1剤で治癒し、11例が2剤で治癒し、2例が3剤以上で治癒した。
すべて治癒した。
不妊であったが、11例が妊娠した。
2例が陰萎(インポ)を再発したが、また服薬して効果があった。
出典:新中医 1987:12

処方:ゴウカイ2対、鹿茸20g
用法:ゴウカイは水につけて柔らかくし、頭、足、黒皮を除去する。
ただし、尾は傷つけないこと。弱火で炙って乾燥させる。
鹿茸は薄切りにして少し炙る。
研いで粉にして、寝る前に2gを、黄酒で服用する。
効果:57例を観察したが、治療効果は良好であった。
出典:臨床経験方

307、
処方:生水蛭(スイテツ:ヒルのこと)3g、朱砂、琥珀(コハク:宝石の琥珀です)各0.3g
用法:水蛭を加熱した滑石の粉に入れて、加熱したあと、
他の2薬と一緒に研いで粉にして、1日に1~2回服用する。
効果:廬祥之先生より伝えられた処方。
この処方で、多くの患者を治療した。
出典:名中医治病絶招
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第217号 男性病に対する、虫類薬  その1

今回は、「疑難病実用方薬」張秀成先生編著。北京科学技術出版社2000年10月 より
男性病に対する、虫類薬を紹介します。

◎前立腺肥大

処方:水蛭(スイテツ:ヒルのこと)粉2g
用法:お湯にいれて服用する。1日2回。
20日間連続して、7日間休薬する。
効果:魏世超先生は、21例を治療した。
3~9治療行程で、著効16例、有効5例であった。
年齢が上がれば上がるほど、治癒に時間がかかり、効果もゆっくりと発現した。
出典:中医雑誌 34(4):198

処方:新鮮な蚯蚓(ミミズ)100匹  
用法:炙って乾燥させ、研いで粉にする。臍に敷く。
同時に、1日3回、蚯蚓の粉9gを服用する。
効果:1例。服用3日で治癒した。
出典:狭西中医函授 1985:2


処方:螻蛄(オケラ)(頭、足、はねを除去)20匹
用法:煎じて、1椀を服用する。
効果:1時間弱で、排尿が起こる。
出典:朱良春先生用薬経験


◎陰萎(インイ:インポのこと)
注:男性向けの薬といったら、多分一番先に思い浮かぶのが、
バイアグラみたいな強壮剤でしょう。
現代日本では、強壮剤(実際は、食品が多いのですが)というと、
スッポンとか蛇など、どちらかというと、
怪しく奇妙なものが、それとなく匂わせて広告されています。
そういうものが、本当に効くかどうか、
また表示どおりの成分が入っているかは、怪しいものです。
しかし、虫類薬のうちには、本当に効くものが有ります。


処方:生蜈蚣(ゴコウ:ムカデのこと)、当帰、白芍薬、甘草 各60g
用法:上記の薬を乾燥させ、研いで粉にする。それを、40包にする。
朝夕空腹時に各1回、1回に0.5~1包を、白酒または黄酒で服用する。
効果:737例のうち、655例が短期間に治癒し、77例が好転し、5例が無効であった。
出典:中医雑誌  1981:4


処方:大蜻蛉(オニヤンマが良い。足と翅を取り去り、米と一緒に炒める。)20対、
雄の蛾(足と翅を取り去り、米と一緒に炒める。)15対、
大蜈蚣(頭と足はそのまま残しておく。
酒を少し加え弱火で炙って乾燥させる。)5匹、
露蜂房(ロホウボウ。切ってつぶして、酒を加え少し黄色くなるまで炒める。)、  
   生棗仁、酒当帰、炙首烏各20g、丁香、木香、桂心各10g、胡椒5g
用法:上記の薬を研いで粉にし、蜂蜜を加えて練って桐の実大の丸剤とする。
   1回に2~3回、1回に10gを、空腹時に黄酒で服用する。
効果:この処方でインポを治療したが、良好な効果があった。
出典:浙江中医雑誌  1989:1

注:トンボのうちアカトンボとか、大蜻蛉(大きなトンボ、つまりオニヤンマの類)は、
  なぜか、強壮剤として昔からの書物に記載されています。
  雄の蛾(雄蚕蛾、ユウサンガ)も、強壮剤としてよく用いられています。
  交接して倦まず、とか記載されています。
  大蜈蚣(オオムカデ)も、少し毒がありますが、
   強壮剤としてだけではなく、様々な薬効があるとして、広く使われています。
  露蜂房(ロホウボウ)は、スズメバチなどの巣です。
  露は、ツユで、長年露にさらされたような、古いものの方が、
   効き目があるとされています。
  これも、すこし毒があるとされています。

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第216号 ほれ薬としてのイモリの最も古い文献

イモリの黒焼きについては、以前も書いています。

イモリの黒焼きが、長いこと日本では、ほれ薬として使われていました。
これは日本独自の現象と思われていました。
中国の漢方の古典などには、イモリそのものが、あまり見かけませんし、
 ほれ薬として使われていた様子はありません。

しかし、最近、「太平広記」を読んでいたら、
  イモリらしいのが、ほれ薬として使われていたのを発見しました。
「太平広記」は、宋の時代の太平興国三年(西暦978年)に編纂された、
  全五百巻目録十巻という、大部の書物です。
第478巻に、「諾龍」という項があります。
内容からするとイモリのようです。
実に面白い本です。
神仙の巻だけで五十五巻、その他怪奇もの、妖怪、精怪、女仙人ものなど、
  怪しく面白いもの満載です。
時間があったら、ずーッと読んでいたい位です。
イモリをほれ薬として用いていたのは、南海郡とあり、
  漢民族ではなく、少数民族でしょう。
漢民族でなかったので、その後の本草書には見えないということでしょう。
南海郡は、今の広東省あたりで、当時は、未開の地で、住民の大部分は、非漢民族であったでしょう。

「太平広記」第478巻
「諾龍」
南海郡のある蜂は、カンラン(橄欖)の木の上に生息している。
手足はあるが、木の葉に大変よく似ている。
木に止まっていると、木の葉と見分けがつかない。
南の人が、これを捕まえようとする時は、まず先に樹を切り倒す。
葉が落ちてくるのを待って、それからその蜂を捕まえる。

また、水の中にすむ、「諾龍」という蟲がいる。姿形は蜥蜴のようで、少し龍に似ている。
民間では、このように言っている。
この蟲がエサを捕ろうとするときには、水から出て、石の上で身構える。
水中の生き物が、そのそばを通り過ぎようとするときに、跳躍して捕まえて食べる。

この蟲を1匹捕まえると、必ず二匹、対で捕まえることが出来きる。
雄が死ねば、必ず雌がくる。
雌が死んでもまた同様である。
俗にこう言っている。
雌雄を竹に節を隔ててにいれ、少しすると、竹の節に穴が出来て通れるようなる。
里の人は、その乾燥させた蜂を、人を惑わすことに用い、
婦人は、その乾燥させた「諾龍」を、男子を誘惑するのに用いる。
出典《投荒雑録》

さて、文中に、昆虫の擬態についての記述があります。
木の葉に擬態している蜂は、寡聞にして知りません。
蜂ではない、別の昆虫のことでしょう。
コノハムシのことかも知れません。
もし、そうだとすると、「太平広記(更にその原典は投荒雑録)」は、
コノハムシの擬態についての、最も古い文献の可能性があり


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第215号 ゴキブリの本草綱目拾遺における薬用効果  その2

【諸々の疔毒を解す】
伝信方:竈の上の赤いゴキブリ五匹を搗きつぶして、熱い酒に洒を入れてして、汗をかくまで服用させる。
 
【紅糸疔(化膿性疾患の一種)】
伝信方:ゴキブリ一匹の頭を取り去り、砂糖を加えてつき爛らして、布などに延べてはれば効果がある。
                            
【白火丹(何の病気かわからない)】
葉氏方:ゴキブリを素焼きのウツワの上で焙って乾燥し細かい粉にし、白湯で一、二匹を服用する。立ちどころに効果があり、またチョウ瘡を治す。


【対口(オデキの一種)】
活人書:桂州のライチ二、三コ、ゴキブリ二、三匹を一緒に搗きつぶして、泥のようにして敷き、頭の部分は覆わない。
数回にして散ずる。

【無名腫毒(原因不明の化膿性の腫れ)】
慈航活人書:ゴキブリを十匹、塩一つまみを一緒に搗きつぶして敷き、頭の部分は覆わない。

【諸毒悪瘡を治す]
巌氏家用方:ゴキブリと石灰を一緒に搗きつぶして敷く。

【痧症(コレラ、または類似の症状)]
周廷園方:生きているゴキブリを二、三匹を紙で包み、竈の上で焙って乾して粉にして、冷水をくわえて注ぐ。
吐いたり、下痢したりして治癒する。
   
【吐血】
徐雲生方:ゴキブリ五匹を取り、ただハネだけを取り去って汚れを取り、
火盆に置いて清浄な素焼き上で焙って乾して粉にし、
紙で包んで土上に置いて形があるままに保存し、
湿腐皮(?)で一匹を包んで白湯で呑み下す。
毎日同様にして呑み五日間連続で服用する。

【気虚中満】
医宗彙編:ゴキブリ七匹を粉にして、地枯髏(?)を煎じた液で服用する。数服で治癒する。

【コチョウ:お腹が脹れる】
家宝方:ゴキブリ一匹を焙って乾かし、ダイコンの種一握りと共に炒って粉にして、酒で服用する。  
十日にして全治する。

【一切の児童の疳]
集聴覚にはこうある。
おおよそ小児が疳の病を患うのには、どんな種類の疳であっても、
そこらへんで死んだもののどれでも効果がある。
竈の上のゴキブリを焙って乾し、患者にあたえ食べさせる。
但しその香りをかいでも、生臭い臭気を感じなくて、
蟲の毒にあたったようなもので、豆を食べても辛く感じなく、
礬を口に含んでも苦く感じない。こういう症状の患者であれば、
この治療法で奏効する。
ただ一、二回食べれば治癒する。
治癒した後は、体が更に肥白になる。
またしばしば試してみたが、度々効果があった。

○百草鏡にはこうある。
児童の疳の初起には、ゴキブリの頭、足、ハネを取り去って
新しい素焼きの土器の上で焙って乾燥させ、常に与えて食べさせる。
百匹食べると病は癒える。


これで、この項は終わりです。


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鈴木 覚

Author:鈴木 覚
埼玉県で薬局を開局しています。
漢方の勉強と趣味を兼ねて資料を集めている内、虫類にも面白い薬効があることに気がつきましたので2006年からブログをはじめ、今までご紹介してきました。
是非多くの方々に虫類の薬効を広く知っていただければ幸いです。
初めての方は【第1号】はじめに をご覧ください。

ご質問ありましたらtwitterにて。
ただし、虫に関する話題に限ります。



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