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第240号 明治時代の冬蟲夏草の記事

明治時代の雑誌に冬虫夏草(トウチュウカソウ)の記事があったので紹介します。
冬虫夏草については、多くの効能効果が喧伝されていますが、
私自身は、それに対しては懐疑的なので、取り扱ってはいません。


冬虫夏草は、昆虫類が死んで、それにキノコが生えて来たものです。
狭い意味では、ある種の蛾(コウモリ蛾科)の幼虫にキノコ(バッカクキン科)が
生じたものだけを指します。しかし、これは商業的な解釈でしょう。


昆虫の死体に、菌類が寄生して、地上部はきのこ、
地下部は虫であるのをすべて、「冬虫夏草」と総称するのが、広義の解釈です。
広い意味での「冬虫夏草」という解釈の方が妥当でしょう。


この、「昆虫世界」も広義での「冬虫夏草」という言葉を使っています。
「冬虫夏草」には、「のむしたけ」とルビがふられています。
この名称「のむしたけ:野虫茸」のほうが、当を得ていますね。


以下、「昆蟲世界」より
「昆虫世界」第16号(明治31年)
旧聞に属するが、愛知県教育会雑誌に、
「冬蟲夏草」についての記事があったので、略記する。


ある日、ある人を訪ねて、「冬虫夏草」を見た。
一つは、馬蜩(ひぐらし)の頭部より細い線状の二本の茎がはえているもの。
もう一つは、小さな昆虫の背部より細いコン棒状の一本の茎がはえているものであった。


しかし、もともと「冬虫夏草」は、この二種のみならず、種類が大変多い。
昔は、これらを動物が変化して植物となったものと、誤って認識していた。
しかし、決してそうではない。


虫類が土中に死んで腐敗したものに発生した
下等の植物であり、最も多いのは菌類である。
それゆえ、その形状は多種多様である。


その人の所有の一つは、蝉花(セミタケ)といい、
7月ごろ梅雨の後に、樹下鬱陰の草間に発生する菌類である。
もう一つは、斑猫のような甲虫類の背部より生じた菌類であると確認した。


虫体より茎のようなものが出るが、1、2本のものもあれば、
沢山はえているのもある。
その胞子は飛散しやすい細かい粉である。


この胞子は、前年に秋に地中にある死んだ虫の体中に侵入し、
又は表皮に付着して、虫の体が腐敗するのに従い、それを養分として生育する。


日本各地から、ニイニイゼミ、ワラジムシ(ダンゴ虫も含む)、
地蚕、セイソウ(スクモムシ)其の他の昆虫類に
寄生するものが発見されている。


注:地蚕(ジサン)は一般的には、植物のチョロギの事を指す。
しかし、この場合は、野蚕(ヤサン)などの幼虫をさしているのでしょう。
セイソウは当用漢字にない字でセイ(虫+斉)、ソウ(虫+曹)。


セイソウの和語はスクモムシ。コガネムシの幼虫など、
地面にいる甲虫類の幼虫です。地虫とも言います。


さて、地蚕を中国語のサイトで調べてみたら、
冬虫夏草の偽物として利用されているとありました。
なるほど、チョロギに小さいキノコをつけたら、そっくりですね。


「昆蟲世界」の文中の「虫」はすべて「蟲」です。
足のあるのは「蟲」で、あしのないもの、
つまり蛇などは「虫」ですからね。
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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体



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プロフィール

鈴木 覚

Author:鈴木 覚
埼玉県で薬局を開局しています。
漢方の勉強と趣味を兼ねて資料を集めている内、虫類にも面白い薬効があることに気がつきましたので2006年からブログをはじめ、今までご紹介してきました。
是非多くの方々に虫類の薬効を広く知っていただければ幸いです。
初めての方は【第1号】はじめに をご覧ください。

ご質問ありましたらtwitterにて。
ただし、虫に関する話題に限ります。



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