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第253号 江戸時代でのゴキブリの薬用

江戸時代でのゴキブリの薬用


江戸時代に、ゴキブリは、薬として、用いられていたのだろうか?と、疑問に思っていました。
そこで、調べてみました。


ゴキブリの薬用について
梅村甚太郎先生の「東邦薬用動物誌」(1925)には、 江戸時代の本草書らしい「若水本草秘録」より、ゴキブリを、マムシに噛まれたときの治療に、用いているのが引用されています。
ただし、」梅村甚太郎先生の「昆虫本草」(1943)には、ゴキブリの薬用については、記載がありません。



“マムシに刺された時には、アブラムシ(ゴキブリ、アマメともいう)を炙って食べれば、腫れ痛みを止める。
また、アブラムシの白汁を傷口に塗れば、腫れ痛みを治す。” 「若水本草秘録」より



マムシに噛まれたときには、マムシの毒でいずれ死亡しますから、当然、この処方は、効きません。
そうであっても、サツマゴキブリではなく、ゴキブリが薬として、用いられた証拠にはなるでしょう。
「若水本草秘録」の若水は、江戸時代の本草家である稲生若水(いのう じゃくすい)(1655~1715)ではないかと思います。



サツマゴキブリ(シャチュウ)の薬用について
このことから、「シャチュウ:サツマゴキブリ」は、薬として、中国から、輸入されていたことがわかります。
また、出羽庄内(山形県の庄内地方)産の「シャチュウ:サツマゴキブリ 」も薬として使われていたことがわかります。


江戸時代に描かれた「千虫譜」(栗本丹州、1759~1834)には、多くの虫などが描かれています。
その内に、「シャチュウ:サツマゴキブリ」が描かれています。
中国より輸入された「シャチュウ:サツマゴキブリ」と出羽の国(山形県)で産出された「シャチュウ:サツマゴキブリ」が並べてあります。


そして、「このものは、土中に生ずるアブラムシの類(たぐい)である。
本邦にも、出羽庄内に産するものがあるが、舶来(中国産)のものに同じである。
形が大きくて美しい。効能も同じで、異なることはない。
薩摩にも産するとのことである。」

と述べられています。


江戸時代には、古い時代の漢方を重んじることが多く、「傷寒論」または、その一部である
「金匱要略」を研究して、実践に応用しました。


江戸時代の代表的な漢方医である喜多村直寛(1804~1876)は、「金匱要略」の注釈本である
「金匱玉函要略義疏(きんきようりゃくぎそ)」を著しました。


それには、サツマゴキブリを配合した「鼈甲煎丸(ベッコウセンガン)」「土瓜根散方」の解説があります。
また江戸時代には、ゴキブリ、サツマゴキブリの薬効を収載した本草書のリプリント、解説本が出版されました。



このことと、「千虫譜」の記述とをあわせると、サツマゴキブリが、
多くはないが、薬として使われていたのは、確かでしょう。
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プロフィール

鈴木 覚

Author:鈴木 覚
埼玉県で薬局を開局しています。
漢方の勉強と趣味を兼ねて資料を集めている内、虫類にも面白い薬効があることに気がつきましたので2006年からブログをはじめ、今までご紹介してきました。
是非多くの方々に虫類の薬効を広く知っていただければ幸いです。
初めての方は【第1号】はじめに をご覧ください。

ご質問ありましたらtwitterにて。
ただし、虫に関する話題に限ります。



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