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【昭和薬局】薬剤師  鈴木 覚
〒351-0035 埼玉県朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106
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第259号 「蘭療薬解」中の動物薬 その2

第259号 「蘭療薬解」中の動物薬  その2

近世オランダの動物薬(虫類薬を含む) 
ミイラ、蠅の頭、ワニも薬だった!



人魚骨(にんぎょこつ) Veisem reel  ヘイシムレール
主効 血を留め、骨を固める。あるいは、吐血、しゃ血、あるいは、手脚萎弱などにこれを用いる。
注:この人魚は、マーメイドではなく、ジュゴンなどの海棲哺乳類であろう。

人中白(ニンチュウハク、ジンチュウハク)  Pis steen ピスステエン
主効 骨熱を解し、毒気を消し、逆気を降ろし、動悸を鎮める。貼ってつければ、腐瘡を治す。
注:尿の沈殿物。男性の小便器を掃除しないで置くと、白いものが便器にこびりつくが、それである。


蜂蜜(ほうみつ) Honig ホーニフ
主効 良液を慈潤し、仮熱に涼和する。また、諸疼痛、あるいは服し、あるいはつけてもよい。
注:ハチミツが現在では正しいが、「ほ」の行にあることから、ホウミツと音を当てた。

牡蠣(かき、ぼれい) Oester ヲステル
主効 神経を清くし、腎液をうるおし、煩熱を解す。汗液を留める。また、腸間を和解し、溜飲を降散する。
注:カキ(海の)の殻のこと。


猪脂(ちょし) Verkenc reuzel ヘルケンスレウゼル
主効:骨筋を温め、疼痛を退け、熱腫を消す。
注:文字通りだと猪の脂肪だが、豚の脂肪、すなわちラードであろう。

珍珠(ちんじゅ)  Perlen パールレン
主効 神経を澄まし、悸動を安んじ、骨筋を清し、毒熱を解する。すなわち、真珠である。
注:珍珠(ちんじゅ)は、真珠のこと。

蛇骨(ぢぁこつ) Slangbeendereu  ステングベーンデレン
主効 驚悸を鎮め、血動を定め、腎液を渋らせる。また、骨間毒を駆散する。
注:チの行にあるので、「ぢぁこつ」とした。


鯉胆(りたん) KarperGal カルペルガル
主効:神経および胆腑を清める。よく膜熱を解す。特に、胃管を開く。
注:鯉の胆嚢。非常に苦い。

竜骨(りゅうこつ) Gentlau ゲンチャウ
主効 腎液を渋らせ、虚動を降ろす。あるいは、遺精、あるいは虚驚、あるいは鼻血、ともに良い。
注:竜骨は、新生代の哺乳動物の骨の化石。しかし、実際には、もっと古い時代の恐竜の骨や、古代中国で占いに用いられた亀の甲羅や、獣骨も竜骨として薬用にされていた。
このようなものが、オランダで用いられたとは思えない。何らかの動物の骨であろう。


竜涎香(りゅうぜんこう) Ambergrys アンベルゲレイス
主効 腎液を潤し、腰脈を温める。鯨の精液が凝り結んで、海上に漂流したのを、漁師が取って供給する。黄色と白色の二種がある。白いものが佳品である。
注: 竜涎香(りゅうぜんこう)は、マッコウクジラの腸内に出来た結石のようなもの。
  昔は、手に入れるのが難しく、高貴薬とされた。



黄牛胆(あめうしのキモ) Oscegal ヲッセガル
主効:胆腑を清澄する。貼ってつければ、熱を解き、痛みを退ける。特に、肉を生じる。
注: 黄牛(あめうし)は、飴色の牛のこと。その胆嚢。


黄明膠(をうめいこう)Rimdpek リンドペッキ
主効:絡脈を滋潤し、筋骨を摂続する。また、貼ってつければ、筋骨を固め、蝕瘡を癒す。
注:「を」の項にあるので「をうめいきょう」とした。「おうめいきょう」は、牛の皮や骨を煮て得たゼラチンのこと。


海参(イリコ) Tilpanc テリパンク
主効 精液 及び諸筋絡を清潤する。
注:海参(イリコ)は、乾燥したナマコ(海鼠)のこと。

河豚(ふぐ) Vorsch ホルス
主効:筋骨を弛緩する。あるいは、風寒筋攣疼痛、あるいは、疝気腰脚転筋疼痛に服用する。煮て食べてもよい。

蝦蟇(がま) Kikvorsch キッキホルス
主効 風湿、瘡毒、筋骨、疼痛、あるいは、痢毒、疳瀉、あるいは崩漏、瀉血、皆これを用いる。また、黒く炒って、研いで粉にし、外用すれば、血は止まり、瘡は癒える。
注:ガマガエル。

蟹爪(かにつめ) Kreeftescheren  ケレーフテシケーレン
主効  血筋を解し、血凝を逐う。諸血滞、これを服す。

葛上虫(かつじょうちゅう) Bonenspaanshevriegen  ボーネンスパーンセフリーゲン
主効 血肉を腐蝕し、お血を流去する。外用してもよい。本草にいう葛上亭長は、これである。
注: 葛上虫は、葛上亭長(かつじょうていちょう)の別名で、ハンミョウの一種。
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プロフィール

鈴木 覚

Author:鈴木 覚
埼玉県で薬局を開局しています。
漢方の勉強と趣味を兼ねて資料を集めている内、虫類にも面白い薬効があることに気がつきましたので2006年からブログをはじめ、今までご紹介してきました。
是非多くの方々に虫類の薬効を広く知っていただければ幸いです。
初めての方は【第1号】はじめに をご覧ください。

ご質問ありましたらtwitterにて。
ただし、虫に関する話題に限ります。



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