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【昭和薬局】薬剤師  鈴木 覚
〒351-0035 埼玉県朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106
【電話】048-473-7830
【FAX】 048-473-7332
【昭和薬局ホームページ】http://www.saitamakanpo.com 埼玉漢方ドットコム
【昭和薬局ブログ】http://showayakyk.exblog.jp/

第179号 ワニの薬用効果  その1

揚子江ワニの薬用効果

ワニが、中国にいるのだろうか?と、思う方もいるでしょう。
実は、います。
体長は、2メートル位と、小型のワニです。

中国にワニとは、ピンときませんが、
今は、揚子江だけにすんでいて、絶滅危惧種です。
今は、つかまえることが、出来ないので、
当然、食べることも、薬にすることも出来ません。
中国独自の種で、日本では、ヨウスコウワニと呼ばれています。

古い時代には、沢山いたようです。
李時珍の 「本草綱目」には、
以前紹介した「龍涎香(リュウゼンコウ)」と同じく、
動物部門の「鱗部」の内の「竜類」に入っています。

「ド」(ド竜) 
「今、江湖に極めて多い。
姿形はヤモリ、センザンコウ(穿山甲)の類いに似ていて、
体長は一、二丈で、背や尾には、ともに鱗甲がある。
夜に鳴いて吼え、船人は、それを恐れる。」
この江湖(こうこ)という言葉を、どう解釈してよいか、悩む所です。
まあ、中国語には、あいまいな言葉が多いのですけれど。
文字どおりでしたら、江は、揚子江、
または、あちこちの河川、
湖は、揚子江につながる湖、またはそれ以外の湖も含む、と解釈できます。中国で江といったら、大体 揚子江をさします。
しかし、江湖が成語だとすると、
江は、河川一般を指すと解釈してもいいわけです。
ところが、現代中国語では、
江湖は、「広い世間」「任侠の世界」に近い感じの意味をもちます。

わたしは、こう解釈します。
昔は、揚子江ワニは、揚子江を中心として、
その周辺の河川や湖沼にも多く生息していた。
その、ワニの存在が、竜の存在に、真実性を与えた。と。

古い時代の物語には、しばしば竜が出てきますが、
川の中や、湖の中に竜が住んでいることになっています。
ワニもそうですからね。
ワニの肉は、美味しいということで、高値がついていたので、
揚子江以外の河川や湖では、取り尽され、絶滅しかったのでしょう。
揚子江は、大きく、隠れる場所が多く、少数のワニが生き残れたのでしょう。

さて、揚子江ワニの薬用については、
早くも「神農本草経」に記載されています。
しかし、その後に書かれたものは、「本草綱目」以外は少ないようです。

日本では、江戸時代の「和漢三才図会」に、
「ドリュウ」として、記載されています。
図も載っていますが、「本草綱目」の引き写しです。
「和漢三才図会」の作者は、
それが、どんなものであるか、全くわからなかったでしょうね。

現代での薬用については、
「中国海洋湖沼薬物学」という本草書に記載されていましたので、紹介します。

学名は、Alligator sinensis Fauvel
ワニの鱗甲(つまりワニガワですね。)、肉が薬となる。

江の沿岸に棲み、巣穴を掘って生活する。
魚、カエル、ネズミ、亀、鳥などの小動物をエサとしている。
卵生。10月から翌年の3月まで、冬眠する。
揚子江の中流、下流、及び安徽省、江蘇省、浙江省、江西省などに分布する。

化学成分
胆汁には、20種類以上の胆汁酸などが含まれる。
中性ステロールには、コレステロール、コレステリンが含まれる。

血中のブドウ糖は、21~205mg/100ml。
鱗甲の表皮はβーケラチンよりなる。
頸と腿の皮膚は、αーケラチンよりなる。
鱗甲は、大量のコラーゲンよりなる。
(ワニガワって、コラーゲンなんですね。知らなかった!)
目と肝臓には、ビタミンAが含まれる。
脳下垂体には卵胞ホルモンを含む。
脳中には、セロトニンの含有量は少ない。

採集と加工:揚子江鰐は国家保護動物であって、採集が禁止されている。
鱗甲と肉が薬用にされる。乾燥、または加熱して乾燥させる。
柔らかくして、または、酒につけて、薬とする。


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プロフィール

鈴木 覚

Author:鈴木 覚
埼玉県で薬局を開局しています。
漢方の勉強と趣味を兼ねて資料を集めている内、虫類にも面白い薬効があることに気がつきましたので2006年からブログをはじめ、今までご紹介してきました。
是非多くの方々に虫類の薬効を広く知っていただければ幸いです。
初めての方は【第1号】はじめに をご覧ください。

ご質問ありましたらtwitterにて。
ただし、虫に関する話題に限ります。



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